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地域ごとにおまつりする最澄ゆかりのみほとけー子供の成長を見守る地蔵菩薩ー

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しんこうじ

眞迎寺

滋賀県大津市

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比叡山横川の麓に広がる仰木の郷は、の4つの地区(字)に傳教大師の御作と伝わるお像があります。そのうち1つが眞迎寺の飛地境内にお祀りされているお地蔵さまです。地域の子どもたちの成長と人々の幸せを見守っていて下さいます。

巡りポイント

恵心僧都源信が開基の眞迎寺。境内には本堂をはじめ元三大師堂や宝形づくりの薬師堂、また、飛地境内には地蔵堂があります。それでは各お堂に足を進めていきましょう。

 

本堂

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    本堂
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    本堂内陣
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恵心僧都御作と伝えられるご本尊

本堂にお祀りされているご本尊阿弥陀如来像は、恵心僧都の御作といわれております。また、平成元年に新築されたお堂は、全て地元の用材を使用し、昔ながらの建築手法で建立されています。

感想■恵心僧都の御作と伝わるご本尊阿弥陀如来像は優しい眼差しで訪れる人々を迎えています。それは、往生要集を著し、人々の幸せを願った恵心僧都の眼差しであるかのようでした。

薬師堂

源満仲公の念持佛

境内の北東には多田源氏の源満仲が構えた跡といわれている「御所の山」があります。満仲公は恵心僧都と親交が深く、僧都を戒師として出家しています。本堂正面左手には満仲の念持佛といわれている薬師如来をお祀りしている宝形造りの薬師堂があります。

感想■仰木地区の例祭は毎年5月の3日に行われるそうですが、このお祭りのハイライトである「馬止め」の神事を聞くと、その当時、仰木を治めていた満仲公の人柄や慕っていた村人たちの気持ちがよくわかります。
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元三大師堂

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  • 元三大師堂
    元三大師堂内陣
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兵災を免れた元三大師像

眞迎寺の元三大師像は、元亀の兵災のときに、比叡山の裏手に避難されていたのを第 26世源潤和尚が霊夢を感じてお迎えしたといわれるお像です。お堂は平成9年に新築されたもので、毎年、元三会、お誕生会の法要には露店も出店、大根焚きなどの接待があります。

感想■元三大師堂の門柱には大阪や他府県などの信者の名前が刻まれています。このように元三大師は観音様の化身として、また、おみくじの創始者、厄除の「角大師」として多くの人びとから信仰されていたのだとおもいました。

地蔵堂

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仰木の里を見守るお地蔵さん

飛地境内には、かつて仰木谷にあったとされる高日山星林院の旧佛で、温和な顔立ちと優美な瓔路で国の重要文化財に指定されているお地蔵さまをお祀りしている地蔵堂があります。お地蔵さまは国の重要文化財に指定されており毎年8月の地蔵盆にご開帳されます

感想■毎年、地蔵盆には自治会の皆様のご協力で模擬店も出店され、地域の子どもたちでとても賑わっているとのことです。子ども達の成長を見守り続けているお地蔵さんの眼差しは慈愛に満ちたものでした。子どもの成長を願い、堂内に吊るされた提灯に照らされるお地蔵さんを是非訪ねてみていただきたいです。

report

学生レポート

立命館大学生命科学部3年

本堂や元三大師堂の新築という大事業を檀信徒が一丸となって遂げられたご住職のお話が、地域とともに歩み続ける眞迎寺の歴史を表していると感じました。地蔵盆や元三大師のお誕生会に多くの人が集う風景には、眞迎寺が正に人々の拠所となっていることを痛感致しました。(2021年2月20日)

history

ご由緒

眞迎寺が所在する「仰木の郷(おおぎのさと)」は延暦年間に「伽太夫(がだゆう)」という仙人が一村を開いたと伝えられています。当時、村には大きな松の木があり、宵の明星が梢を美しく照らし、その光景を村人たちが仰ぎ見たことから、また、比叡山横川の霊木を仰ぎ見たことから仰木という地名が起こったと伝えられており、このように仰木の郷は横川の麓と言うことからして、比叡山との関わりが深かったと言えます。浄土教の始祖である恵心僧都源信の開祖である眞迎寺は正面に本堂があり、左側に薬師堂、右側に鐘楼と元三大師堂、そして飛地境内に地蔵堂があります。

info

参拝情報

名称
光明山眞迎寺
(こうみょうざんしんこうじ)
所在地
滋賀県大津市仰木2-7-10
googleMAP
参拝時間
要確認
参拝料金
一般参拝なし
宗派
天台宗
御本尊
阿弥陀如来像
宝物殿等
要確認
アクセス
要確認
駐車場
要確認
Webサイト
要確認

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