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ご由緒
寺伝によれば奈良時代の天平9年(737)行基によって開山され、鑑真の弟子である道忠、道忠の弟子広智と継承された。弘仁6年(815)、伝教大師最澄の東国巡錫の際、道忠は法華経書写に協力し、大慈寺に六所宝塔の一つ、安北宝塔が建立される。広智上人は大慈寺で修行をしていた慈覚大師円仁の才能を見出し、円仁を比叡山の伝教大師最澄のもとへ連れて行くと、自らも弟子となり密教の奥義を授かる。下野国を代表する大寺院となり大いに栄えたが、戦国時代、北条氏と地元領主との戦乱に巻き込まれ伽藍が全焼してしまう。江戸時代に再建されるも幕末に再び火災に遭い、平成29年(2017)に本堂が再建される。