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ご由緒
平安時代の大同二年(807)、勝道上人による創建とされる。開山からしばらくは付近の寺院と同様に山岳信仰のお寺として栄えたという。元は三鈷寺と称する。鎌倉時代、梶原景時の一族の尼がこの地に堂宇を建て源頼朝と梶原景時を弔う。室町時代の永享年間(15世紀前半)、八崎城主の長尾景仲が曹洞宗の月江上人を招いて諸堂を整備し曹洞宗の寺院となる。文明年代(1469~1487)、天台宗に改宗し、珊瑚寺と改称する。江戸時代の明暦年間(1655〜1658)に青柳大師・龍蔵寺の末寺に、文化6年(1809)には寛永寺の直末寺となった。