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ご由緒
今から1200年前の810年に開かれたとも、平将門の乱を平定した藤原秀郷により900年代半ばに開かれたとも伝わっている。かつて境内にあった毘沙門堂には、藤原秀郷の念持仏と伝わる毘沙門天像がおまつりされていたという。そのお像の姿を写した掛け軸がお寺に伝わっている。江戸時代には、富くじが行われるお寺として人気をあつめたという。
歴史の重厚さとモダンな景観が織りなす都内屈指の古寺
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ほうせんじ
東京都新宿区
学生達が行き交う早稲田の地に、創建より1000年以上の歴史を誇る都内屈指の古刹が伽藍を構えています。教科書に登場する偉人達とたくさんの関わりがあり歴史の深さを感じさせるとともに、モダンな景観が広がる境内の様子は非常に魅力的です。近年再興された富くじなど、多くの人々が訪れる宝泉寺の魅力を体感していきましょう。
現在の本堂は昭和41年に建立された鉄筋コンクリート造の建物である。隣接する早稲田大学の校舎と調和するように設計されたと伝わる。内部中央には、ご本尊・薬師如来坐像がおまつりされる。江戸の名所が記された「江戸名所図会」に記されるように、かつては伝教大師が造立したという薬師如来像をまつっていたという。しかしながら、天災や戦争の中で焼失してしまい、現在のご本尊が平成4年に造立されたという。
富興行一件記という書物によると、宝泉寺では宝くじのルーツと言われる富くじを江戸で最も古く行っていたという。しばらく途絶えていたが近年再興され、ご本尊の前に「富」と大きく書かれた煌びやかな箱と長い棒が置かれている。
鐘楼にかかる梵鐘は、今よりおよそ300年前の正徳元年(1711)、宝泉寺第六世玄海の願いにより江戸鋳物師・西嶋伊賀守藤原正重の手により鋳造された梵鐘である。表面には、仏の姿や宝泉寺の縁起が彫られている。太平洋戦争時の金属供出をも乗り越え、宝泉寺の歴史を物語る貴重な文化財である。
学生レポート
立命館大学生命科学研究科2年
ご由緒
今から1200年前の810年に開かれたとも、平将門の乱を平定した藤原秀郷により900年代半ばに開かれたとも伝わっている。かつて境内にあった毘沙門堂には、藤原秀郷の念持仏と伝わる毘沙門天像がおまつりされていたという。そのお像の姿を写した掛け軸がお寺に伝わっている。江戸時代には、富くじが行われるお寺として人気をあつめたという。
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