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歴史の重厚さとモダンな景観が織りなす都内屈指の古寺

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ほうせんじ

宝泉寺

東京都新宿区

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学生で賑わう早稲田の地に、1200年もの歴史をほこる都内屈指の古寺があります。そんな宝泉寺の境内には、歴史の重厚さとモダンなかっこよさが交差し、他のお寺では味わうことのできない独特の景観が構築されていました。今に伝わる宝泉寺の文化を体験しながら、境内を巡っていきましょう。

巡りポイント

学生達が行き交う早稲田の地に、創建より1000年以上の歴史を誇る都内屈指の古刹が伽藍を構えています。教科書に登場する偉人達とたくさんの関わりがあり歴史の深さを感じさせるとともに、モダンな景観が広がる境内の様子は非常に魅力的です。近年再興された富くじなど、多くの人々が訪れる宝泉寺の魅力を体感していきましょう。

本堂

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早稲田大学の校舎と調和するモダンな建物

現在の本堂は昭和41年に建立された鉄筋コンクリート造の建物である。隣接する早稲田大学の校舎と調和するように設計されたと伝わる。内部中央には、ご本尊・薬師如来坐像がおまつりされる。江戸の名所が記された「江戸名所図会」に記されるように、かつては伝教大師が造立したという薬師如来像をまつっていたという。しかしながら、天災や戦争の中で焼失してしまい、現在のご本尊が平成4年に造立されたという。

感想■境内の入り口の坂を登った先に目に入るモダンな風景に圧倒されます。近代的な建築である早稲田大学と本堂が織りなすかっっこいい景観にしばらく見とれました。

富くじ

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江戸時代に大ブームとなった宝くじのルーツ

富興行一件記という書物によると、宝泉寺では宝くじのルーツと言われる富くじを江戸で最も古く行っていたという。しばらく途絶えていたが近年再興され、ご本尊の前に「富」と大きく書かれた煌びやかな箱と長い棒が置かれている。

感想■2023年5月に富くじを再興したところ、たくさんの人々が参加して楽しんでいただいたとご住職に伺いました。実際の富くじの様子の動画を見てみると、境内が参加された方々の笑顔にあふれていました。いつか富くじに参加してみたいです。

梵鐘(新宿区登録文化財)

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戦災を乗り越え今なお音を響かせる梵鐘

鐘楼にかかる梵鐘は、今よりおよそ300年前の正徳元年(1711)、宝泉寺第六世玄海の願いにより江戸鋳物師・西嶋伊賀守藤原正重の手により鋳造された梵鐘である。表面には、仏の姿や宝泉寺の縁起が彫られている。太平洋戦争時の金属供出をも乗り越え、宝泉寺の歴史を物語る貴重な文化財である。

感想■東京都内の寺院の多くの梵鐘が金属供出で失われた中、300年前に鋳造された梵鐘が残っていることは奇跡だと思いました。これからもこの梵鐘が奏でる鐘の音が早稲田の地に響き続けて欲しいなと願いました。

report

学生レポート

立命館大学生命科学研究科2年

今から1200年前の810年に開かれたとも、平将門の乱を平定した藤原秀郷により900年代半ばに開かれたとも伝わっている。かつて境内にあった毘沙門堂には、藤原秀郷の念持仏と伝わる毘沙門天像がおまつりされていたという。そのお像の姿を写した掛け軸がお寺に伝わっている。江戸時代には、富くじが行われるお寺として人気をあつめたという。

history

ご由緒

今から1200年前の810年に開かれたとも、平将門の乱を平定した藤原秀郷により900年代半ばに開かれたとも伝わっている。かつて境内にあった毘沙門堂には、藤原秀郷の念持仏と伝わる毘沙門天像がおまつりされていたという。そのお像の姿を写した掛け軸がお寺に伝わっている。江戸時代には、富くじが行われるお寺として人気をあつめたという。

info

参拝情報

名称
禅英山宝泉寺
(ぜんえいさんほうせんじ)
所在地
東京都新宿区西早稲田1-1-2
googleMAP
宗派
天台宗
御本尊
薬師如来
宝物殿
備考
紹介映像「東京 早稲田のお寺を巡る(禅英山宝泉寺)」
https://www.youtube.com/watch?v=fS0STSZxv28

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